公園内に生息する野生生物の写真提供してもらいました

里山公園内で野生動物の目撃情報があったため観察を行いました。すると以下の動物が生息していることが確認されました。

以下、観察を行った 「ひとまちみどり由木」 パークレンジャーの 片山 敦さんのコメントと頂いた写真を添付します。写真はクリックすれば拡大することができますので是非ご覧ください。

巣穴の主はアナグマで、何回も出入りする様子が映っていました。お腹を見せている写真で乳首が発達しているように見えるので、恐らく子育て(授乳中)なのだと思います。「アナグマ 8」の写真では、笹の葉を集めている様子が映っています。
内部の部屋に敷き詰めているのでしょう。アナグマの巣穴は内部で複雑に枝分かれし、緊急時のために入口をいくつも作ります。
今回もう1か所設置(階段向こう側)した穴からは、出入りしている様子は確認できませんでしたが、場所が近いので内部でつながっている可能性があります。巣穴の前ではほかにも、タヌキ、ハクビシン、ネコも撮影されました。中に入っていっている様子は確認できなかったので、前を通っただけかもしれません。
しかし、アナグマの巣穴はいろんな動物に利用されるため、これらの動物が使っている可能性もあります。タヌキとアナグマが混同された「同じ穴のムジナ」という言葉も、タヌキがアナグマの掘った穴を使うことから生まれました。
短期間の設置でしたが、様々な行動が撮影されこの地域の自然環境の豊かさが表れていると思います。

2020年06月05日